遠い昔のこと、名鉄名古屋本線の本笠寺駅にふらっと降り立って、

あたりを歩いていたら安くて美味しいかき氷のお店を見つけて

大袈裟な言い方かもしれないけれどその味に感動した覚えがあります。

当時の名古屋市総合体育館レインボーホール、いまの

日本ガイシスポーツプラザや貨物列車好きには堪らない貨物線は

JR東海東海道本線の笠寺駅が近いし、名鉄名古屋本線の本笠寺駅は

名鉄特急や急行などの優等列車がほとんど止まらないので

地元なのに意識したことがあまりなかったですが、かき氷の

美味しさと駅前から初詣や節分で賑わう古刹の笠寺観音に続く

街並みの雰囲気は今も印象に残っているし、かき氷には

季節外れだけれど、思い出深い名鉄電車に乗ってまた本笠寺駅を

訪れてみたいと思います。

もうひとつ私鉄とかき氷というテーマで思い出すのが、

名鉄と同じく大手私鉄に分類される京阪電鉄の宇治線の

京阪宇治駅近くで食べた宇治金時のかき氷です。

暑い中名所の平等院を目指して歩く途中に出会ったのですが、

いい水分補給になったし、地元で見かける宇治金時に比べて

明らかに抹茶の味が濃くて単に枕言葉に宇治と付けているだけではない

ことが理解できました。

京都市や宇治市というと高級な懐石料理や上等な料亭を

思い出す人もいるでしょうが、普段食べ慣れていないものを

堅苦しい店で食べても緊張するだけという考え方もあるし、

子供心にはこの京阪宇治駅や本笠寺駅のかき氷のような

素朴な食べ物が心に残ると思うのです。

名鉄ならミュースカイやパノラマスーパー、京阪電鉄ならテレビカーが

現役の時代から名高い京阪特急に乗って一気に目的地を目指すのも

いいけれど、ふらりと鈍行や京阪電鉄宇治線のような支線に

乗り継いで見れば思いがけない発見と思い出が待っていると思いますよ。